クリーンルーム(CR)

クリーンルーム | 設計・施工をフルサポート

エッセンスクリーンは工業用クリーンルーム(ICR)、バイオクリーンルーム(BCR)など
設計・施工・その後のメンテナンス及び管理まで一貫してフルサポート!

技術の凄まじい進歩に伴い、製品の小型化・高精密化の要求、食品への安全な管理が世界中で高まっており、空気中の目に見えない浮遊物・汚染物質が製品への悪影響を引き起こすことが問題になっています。半導体工業をはじめ精密製造、食品、医療医薬品などあらゆる製造加工・実験環境においてクリーンルームは必要不可欠です。

工業関連 クリーンルーム 食品関連 クリーンルーム
工業用クリーンルームは、天井にFFUとHEPAフィルターを搭載し清浄エアーを室内に取り込みます。空気は常に循環されており、搭載したHEPAフィルターを通過することで塵やホコリを除去。
作業工程により室内の間仕切り、増設もでき、空調・加湿・制御などの設備も可能です。
食品用クリーンルームは、室内に設置するフィルターダクトにより、クリーンルーム内に浮遊するホコリや菌などを付着させ回収します。
交換時期も目視でわかり常に清浄なクリーン環境を保てます。
また、室内温度を一定に保つための制御設備なども可能です。

食品製造におけるHACCP(ハサップ)義務化

クリーンルームにおける内装制限について

クリーンルーム | clean room category

清浄度クラス10から100.000までのクリーンルームを高い技術によりご提案
過剰設備により高価なクリーンルームを提供するのではなく、基本はもとより弊社の納入実績・経験値を加え、お客様のニーズにあったクリーンルームをご提供します。
使用目的、商品生産性、償却期間やランニングコストを考え、初めてクリーンルーム設備をお考えのお客様へも豊富な経験よりわかりやすくご提案し、100%納得いただける製品を提供します。

標準仕様クリーンルーム

断熱パネル・断熱不燃パネルを使用し、天井・壁を組立。
クリーンルーム内の空調制御、加湿制御も可能です。
床は、帯電防止性能、導電性能による、塗床及び塩ビシートで仕上げ、クリーンルーム施工工事だけでなく、付帯工事も一貫してプランニング致します。

▶︎使用用途
:工業用クリーンルーム、食品用クリーンルーム など
▶︎清浄度
:クラス100~100,000対応


アクセスフロアー(グレーチング)床クリーンルーム

断熱パネル・断熱不燃パネルを使用し、天井・壁を組立。
クリーンルーム内の気流の乱れを軽減するのに効果的です。
よりシビアな清浄度を必要とする環境に最適です。

▶︎使用用途
:半導体・精密組立・医薬品関係 など
▶︎清浄度
:クラス10~1,000対応


簡易クリーンルーム

支柱をアルミフレーム構造とし、壁・天井にアルミプレートを使用し組立。
お客様のご要望に合わせ、温度・湿度も管理できます。
標準クリーンルームほどシビアな環境を必要としないお客様にとって、安価でご提供できるので、簡易クリーンルームとして使用できます。

▶︎清浄度
:クラス100~100,000対応


付帯設備

  • 防爆仕様
  • クリーンルーム内クレーン設置
  • 空調設備
  • 加湿設備
  • 電気設備(比例制御・盤)
  • 鉄骨工事(補強工事 等)
  • ファクトライン設備
  • 環境モニタリング設備

※その他の設備、工事に関してもお気軽にご相談ください

クリーンルームの4原則

業種、作業内容、製品により、要求されるクリーンルームの清浄度(クラス)は異なりますが、共通して言えることはものづくりをする人に対する管理

持ち込まない ・ 材料、機器は洗浄してから持ち込む
・ 人の出入り、材料の搬入はエアーシャワー、パスボックスを利用する
・ 室内の圧力を制御する
発生させない ・ クリーン服を着用する
・ 発塵しやすい材料は控える
・ 無駄な動きは控える
堆積させない ・ 室内仕上げは凹凸のない形状に設計する
・ 常に掃除しやすい構造に設計する
排除する ・ 汚染物質は速やかに排除する
・ 換気(循環)回数を多くする

清浄度・規格

クリーンルームを施工する上でクリーン環境の基本となる規格です。
目に見えない粉塵や浮遊物質の数が規格以下で管理されているかで決まります。
作業内容・製品などにより清浄度クラスは異なりますが、汚染物質の数が少ないほどより良い環境という事です。

清浄度規格表・業種別参考清浄度表

クリーンルームはメンテナンスが生命線

クリーンルームは設置後の定期的なメンテナンスが、お客様の製造・加工・実験などにおいて重要なカギとなり生命線と言えます。
HEPAフィルターを通じた空気は清浄ではありますが、作業環境により粉塵や浮遊物質は必ず発生し、絶えず作業台・床・壁などのあらゆる箇所に堆積・付着します。また、空気環境だけでなくクリーン機器の故障によりクリーンルームの機能が失われ作業内容に多大な影響を与えます。
クリーンルームは十分な管理があってこそ機能するのです。

HEPAフィルター 空調機Vベルト
(左):目詰り (右):新品
HEPAフィルターが目詰まりすると清浄度が達成できず、クリーンルーム機能が乱れます。
これによりその他のクリーン機器の故障や不具合が発生します。
HEPAフィルターは定期的に交換することが必要です。
空調機の劣化によりVベルトの断裂が発生します。
空調機だけでなく、その他のクリーン機器もクリーンルーム設置時に連動されているため故障があるとクリーンルームが成り立ちません。
定期メンテナンスにより事前に交換することでクリーンルームをまもります。

フロン排出抑制法が環境省により施行され、お客様に点検が義務化されました。
基準以上の空調機を使用しているお客様は、有資格者にて定期点検も必要となります。
エッセンスクリーンは、他社製品を問わず、各機器を含め、施工後の定期メンテナンスにおいて、事前に不具合を見つけお客様が作業だけに専念できるよう全面的にバックアップしていきます。

フロン排出抑制法について

クリーンルームメンテナンスについて

クリーンルーム(CR)

清浄度(クラス)と規格表 | 業種別参考清浄度

清浄度(クラス)とは、クリーンルーム設置後パーティクルカウンターで測定した時、室内の浮遊微粒子である塵・ホコリや浮遊微生物がどれくらい少ないか、それは定められた清浄度レベル以下に管理されているかで判断されます。

内装制限(関連法規)

近年、凄まじい技術進歩に伴い、クリーンルームを採用する業種は多様化し、加工技術・生産ラインで化学薬品の使用もいなめません。そのためクリーンルームの設置においては、建築(設置)上の法規はもとより安全管理に関しても、関連法規の確認を注意しなければなりません。

フロン排出抑制法(空調設備)

フロン排出抑制法が平成27年4月から施行業務用冷凍冷蔵・エアコンなどの多くはフロンガスが使用されており、地球温暖化とオゾン層の原因とされるフロン類の大気放出を防ぐため、機器の管理者(所有者など)には、点検を実施し機器及びフロン類の適切な管理が義務づけられます。

HACCP(食品関連)

HACCP(危害分析重要管理点)による管理強化の観点から、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染や異物混入が起きやすいかをあらかじめ予測・分析し、被害を未然に防ぐ取り組みです。